【明るい家】実現するための9つの工夫を紹介│浜松市で実現した明るい家の実例も解説
注文住宅を建築するなら「明るい家」にしたいと思う人は多いでしょう。
日差しが差し込む明るい家は、部屋が広く見えたり、カビやダニの発生を抑制できたり、様々なメリットがあります。
本記事では「明るい家を実現するために考えておきたい9つの工夫」を紹介します。
明るい家の特徴や快適に暮らすための工夫を把握して、素敵な住まいを手に入れましょう。
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明るく快適に住まうための9つの工夫
>施工事例:暮らしの中にあるガレージがある家(浜松市浜北区)
はじめに、どうすれば明るい家になるのか、そして快適な生活を送れるのか、必要となる工夫を紹介します。
土地のどこに日差しが落ちるのか把握する
>関連コラム:自然素材とパッシブデザインの組み合わせが実現する上質な暮らし
土地選びや設計の段階で「土地のどこに日差しが落ちるのか」を把握する必要があります。
土地の高低、周囲の建物の状況から日差しの落ち方は変わります。
夏はどこまで日が差し込み、冬は影がどこまで伸びるのか、把握することで適切な設計が可能になります。
ハウスメーカーによっては日の差し方をシミュレーションしてくれるので、相談してみるのも手です。
>関連コラム:注文住宅の土地探しを成功させるポイントと注意点
どの方角に建築するか検討する
土地への日の差し方が分かれば「建物の配置の仕方を検討」します。
土地の中で日が当たりやすい場所にリビングを配置するなど、生活に根ざした建物・間取りの配置が必要です。
理想とする暮らし方を具体的に想像することが求められます。
間取りをつなげて日差しを北側にも届ける
間取りを考える段階では「部屋と部屋をつなげて、日差しを北側に届ける」工夫が有効です。
部屋を細かく区切ると北側の部屋に光が届かず、暗い空間が生まれてしまいます。
家全体を明るくしたいなら、可能な限り壁・建具を取り払い、光が拡散するよう設計しましょう。
>関連コラム:注文住宅での間取りの決め方の優先順位と注意ポイント
気密・断熱性能にも気を配って設計する
明るい家で快適に暮らすなら「気密・断熱性能の向上」も考えるべきです。
窓の数を増やし、大きな窓にすることで光を取り込めますが、外の暖気・寒気も取り込むことになります。
断熱・気密性能の高い窓や断熱材を利用することで、明るさや開放感と、快適な温熱環境の双方を獲得できます。
高窓・天窓を設けて日差しを奥まで届ける
明るさを追求するなら「天窓・高窓の利用」も検討しましょう。
高い位置に窓があれば家の北側まで光を取り込めますし、天窓があれば周囲を建物に囲まれている環境でも光を取り込める可能性があります。
吹き抜けを設けて日差しを奥まで届ける
「吹き抜けを設けること」で、さらに明るい家になります。
2階の床を開放する吹き抜けは、設けることで日差しを1階に呼び込みやすい間取りで、明るさを追求する住まいでは非常に高い効果を発揮します。
明るい色の壁紙を利用して日差しを反射させる
明るい家を目指す場合は「明るい色の壁紙を使用する」のも効果的です。
白色に近い色の壁紙は光を反射しやすく、日差しを反射して奥の方に届けてくれます。
壁紙だけでなく、仕上げに木材を利用する場合も、明るい色味の木材、明るい色味の塗装を利用すると、光が反射しやすくなるでしょう。
暗くなりがちな場所に窓を設ける
南側に窓を増やすだけでなく「暗い場所に窓を設ける」ことでも、明るい家に近づきます。
明るい家を作ろうとすると南側に注目しがちですが、東・西面からも日差しは差し込みます。さらに北側からも、安定して優しい光が差し込むので、暗くなりがちな場所には、意識して窓を設置することが求められます。
プライバシーに配慮した建築・外構設計
明るい家で快適に暮らすためには「プライバシーに配慮した建築・外構設計」が必要です。
窓を多く、大きくすると、外部からの視線が入りやすくもなります。
すりガラスを使用する、外構や植栽で視線を遮るといった配慮を行うことで、視線を感じずプライバシーが守られた暮らしを送れるでしょう。
明るい家・明るい部屋で過ごす5つのメリット
>施工事例:四季を楽しめる快適なワンフロアの暮らし(浜松市西区)
ここで改めて、明るい家・部屋で過ごすことで得られるメリットを紹介します。
メリットを正しく把握することで、快適な明るい家の実現に近づきます。
- ・部屋が広く見える・おしゃれに見える
- ・昼間は照明が不要で光熱費がかからない
- ・冬場は日差しが差し込み光熱費を低減できる
- ・カビ・ダニの発生を抑制できる
- ・日光を体に受けて健康的な生活を送れる
中でも明るい家で「部屋が広く見える・おしゃれに見える」点が大きなメリットです。
同じ間取り、同じ壁紙や床材を使用していても、明るい家と暗い家とでは、見た人が受ける印象は大きく変わります。
【浜松市で実現】明るい家の実例3選
では、実際に明るい家を建築したら、どんな外観・内装になるのでしょうか。
実際に浜松市で実現した「明るい家」の事例を見てみましょう。
【浜松市北区】大きな軒とどこか懐かしい広い土間のある家
>施工事例:大きな軒とどこか懐かしい広い土間のある家(浜松市北区)
浜松市北区に建築された注文住宅は、1階の南側に大きな開口を2箇所設けています。
夏場の暑さ対策のために、軒を大きく張り出している点にも注目です。
>施工事例:大きな軒とどこか懐かしい広い土間のある家(浜松市北区)
開口から光が差し込む様子を撮影しました。
冬場は太陽の高度が低くなり、軒を深くしても日差しが部屋の奥の方まで届くようになり、視覚・温熱環境両面から暖かな環境を手に入れられます。
【浜松市東区】平屋を楽しもう
浜松市東区に建築された注文住宅は、大きな切妻屋根が印象的な平屋建てです。
平屋は、採光しづらい北側が影になりやすい点が指摘されがちですが、本事例では南から北側までワンフロアに設計。
さらに屋根に合わせて勾配天井にすることで、南から取り込んだ光を上手に拡散させることに成功しています。
【浜松市中区】家族のかたちにつくる家
浜松市中区の注文住宅は、南側の空き地に向かって大きなウッドデッキを設けた住まいです。
軒の代わりに、2階のバルコニーを夏場の日射遮蔽に利用している点にも注目です。
本事例では、腰壁や天井にも木材を利用していることから、差し込んだ光を壁紙で反射する効果は薄くなっています。
一方で、無垢の木で反射した光は室内の印象を柔らかくすることにも成功しています。
「明るい家」の適度な明るさは、人によって異なることを教えてくれる住宅といえます。
自分や家族にとって、適度な明るさはどの程度か、様々な事例を見ながら考えてみてください。
明るい家を建築する場合の疑問点・注意点
>施工事例:梅雨の季節も爽やかに暮らす家づくり(浜松市浜北区)
記事の終わりに、明るい家を建築する場合に疑問に思いやすい点と回答を紹介します
明るい家が好きな人と暗い部屋が好きな人がいる場合、どうすれば?
先述したとおり、人によって「ちょうどいい明るさ」は異なります。
適度な明るさが家族それぞれ異なる場合は「建具やロールカーテンで仕切れるよう設計する」ことをおすすめします。
家族それぞれに心地の良い場所を作れるよう、工夫を加えましょう。
採光しづらい土地でも家に光を届けるコツはありますか?
周囲を建物に囲まれているケースなど、採光しづらい土地に建築する場合は「吹き抜け・天窓・高窓の利用」がおすすめです。
隣家からの影が伸びる場合でも、2階や屋根に影がかかるケースは珍しく、高い位置に窓を設けて、吹き抜けから1階に光を落とし込むのが効果的です。
また、土地のどこに光が届くのかをシミュレーションすることも考えましょう。
明るい家って夏場は暑くならないんですか?
日差しが差し込むと熱も呼び込むことになります。「何も対策を取らなければ、部屋は暑くなります」。
夏場の日差しを遮るように屋根を伸ばしたり、樹脂窓や日射遮蔽タイプのガラスを利用するなどして「明るさを享受しながら暑さを遠ざける工夫」が必要です。
まとめ│明るい家で快適な暮らしを実現
>施工事例:温熱環境にも配慮された明るい注文住宅(浜松市中区)
「明るい家」を実現するために、考えておきたい9つの工夫を紹介しました。
新居の室内が明るければ、心も晴れやかになります。
一方で単に明るさだけを追求すれば、夏場の暑さにストレスを感じることも。
明るさ、暑さなど、様々な条件を適度に組み合わせて、快適な暮らしを実現しましょう。
>浜松市で「日差しの差し込む明るい家」を建てたいなら「田畑工事」までご相談ください!
浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店
田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。
自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。