【平屋と二階建て】悩んだら知りたい特徴10選│気になる費用・施工事例も紹介
注文住宅の建築で悩む事柄のひとつは「平屋か2階建てか」ということです。
平屋と2階建てとでは、完成する家のデザインが大きく変わり、費用も異なります。
建築後にリフォームで変更するのも困難なので、慎重に選択して決めたいところです。
そこで本記事では「平屋と2階建て、それぞれの特徴」を紹介します。
気になる費用の面や施工事例についても紹介するので、平屋か2階建てかで迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
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【平屋 vs 2階建て】平屋のメリット5選
平屋か2階建てか、迷ったときに知っておきたい特徴を、はじめに平屋について解説します。
平屋を建築することで、以下の特徴を持つ家を建築できるでしょう。
- 1. 日常・家事動線に優れて移動が楽
- 2. 階段が無いことからバリアフリー性能に優れる
- 3. 柱・壁を少なく間取りの自由度を高められる
- 4. 建物の高さが抑えられるので重厚感溢れるデザインに
- 5. 建物の高さが抑えられるのでメンテナンスが容易・安い
日常・家事動線に優れて移動が楽
平屋は階段のない生活を送れるので「日常動作や家事を行う際、移動・動作が楽」である点が特徴的です。
洗濯物を干すとき、就寝のために寝室に行くとき、階段を利用せずに移動できる点は想像以上に楽です。
階段が無いことからバリアフリー性能に優れる
>施工事例:四季を楽しめる快適なワンフロアの暮らし(浜松市西区)
普段の動作に加えて、高齢になったときやケガをしたときなど「バリアフリー性能の高さ」に有難みを感じるでしょう。
玄関・LDKや水回り、個室までフラットな間取りは、足腰が弱った場合や車椅子を利用する場合に便利です。
階段から子どもが落下する危険も避けられるので、子どもから高齢者まで全年齢的に使いやすいのが平屋の特徴です。
柱・壁を少なく間取りの自由度を高められる
平屋は2階部分の荷重がかからないので、柱や壁を少なくするなど「間取りの自由度が高くなる」点も特徴的です。
また、小屋裏部分を利用しやすく、屋根の形なりに開放的な高さのある天井を手に入れることも可能です。
>関連コラム:注文住宅での間取りの決め方の優先順位と注意ポイント
建物の高さが抑えられるので重厚感溢れるデザインに
平屋は建物の高さを抑えられることから「重厚感のあるデザイン」を実現できます。
重厚感は高級感とも通じ、外観デザインの優れた住まいになることでしょう。
特に軒が出て屋根の高さが低い住まいでは、屋根のデザインや色味も見えやすくなり、細かなデザインの主張を感じやすい住まいになります。
>関連コラム:軒のある家の建築実例|軒が外観デザインにもたらすメリットとは
建物の高さが抑えられるのでメンテナンスが容易・安い
平屋は「メンテナンスのしやすさ」にも定評があります。
2階建ての場合は、2階の外壁や屋根を掃除したり再塗装したりする場合に足場が必要です。
一方で平屋ではハシゴがあれば容易に外壁・屋根に手が届くので、メンテナンスが容易で業者に依頼する場合も安価な費用で済むでしょう。
【平屋 vs 2階建て】二階建てのメリット5選
一方で2階建てを選択した場合に、どのようなメリットを得られるのでしょうか。
以下の5つのメリットが得られるので、特徴が合致する人は、2階建てを選択する選択肢も勧められます。
- 1. 限られた土地面積でも広い床面積が得られる
- 2. 2階に寝室・個室を設けることでプライバシーを保てる
- 3. プライベート空間を分けやすい
- 4. 建築費用を抑えられる
- 5. 吹き抜けなどを利用することで採光・通風を図れる
限られた土地面積でも広い床面積が得られる
2階建ては「土地を空間的に有効活用できる」点が強みです。
総2階建てを建築する場合、平屋と比べると単純に2倍の床面積の家を手に入れられます。
都市部で土地の単価が高額なケースや、予算が限られていて取得する土地の広さが限られる場合は、2階建てを選択するメリットが大きくなります。
2階に寝室・個室を設けることでプライバシーを保てる
就寝時を中心に、外部からの視線を遮断したい場面は多いものです。
寝室や子ども室などの個室を2階に設ければ、車や通行人からの視線を感じることなく生活できます。
さらに夜間、窓を開けることに対する抵抗が少なくなるので「プライバシーに配慮された生活」を送れるでしょう。
プライベート空間を分けやすい
>施工事例:大きな軒とどこか懐かしい広い土間のある家(浜松市北区)
外部の視線から生活を守るプライバシーに配慮された生活を送れることに加え、来客に対して「プライベート空間の区別を明示しやすい」点もメリットです。
たとえば階段を境に2階を寝室・子ども室などプライベート空間として設定すれば、来客が間違えて進入することもなくなります。
自分以外の家族の友人・知人が来訪しているときでも、誤って進入することを防ぎくつろぎの時間を送れます。
建築費用を抑えられる
土地と建物、それぞれを合算した「建築総額を抑えられる」点も魅力的です。
後述しますが、2階建ては平屋と比較して土地・建物の費用を抑えられる傾向にあります。
2階建てを選択することで、予算に対する不安を払拭できるかもしれません。
>関連コラム:注文住宅にかかる費用の相場は30坪~40坪ならどのくらい?
吹き抜けなどを利用することで採光・通風を図れる
2階建ては吹き抜けを利用することで「採光・通風を図れる」点がメリットです。
平屋も天窓を設けることで高い位置からの採光を図れますが、遮光・遮熱やメンテナンスなど、課題も抱えることになります。
吹き抜けであれば2階のカーテンなどで遮光・遮熱を行うことができ、窓のメンテナンスも容易です。
>平屋の見学会を開催することもあるので「田畑工事のイベント」も随時確認をおすすめします。
【平屋 vs 2階建て】費用は平屋の方が高くなりがち
平屋と2階建てを比較した場合に、一般的には平屋の方が総合的な建築価格は高額になりがちです。
その理由は、建物本体と土地、双方が高額になることにあります。
平屋の建築費用が高額になる理由
平屋は総2階建てと比較すると「屋根と基礎の面積が単純に2倍に」なります。
結果として、平屋は建物の本体価格が総2階建てと比較して高額になるといわれます。
平屋の土地取得費用が高額になる理由
平屋を建築する場合、同じ床面積を確保し、外構も同程度の規模を求める場合は「広い土地が必要に」なります。
広がった土地面積×坪単価の分だけ、平屋の方が土地取得費用は大きくなります。
こういった理由で、土地の取得や建物の建築に要する費用は高額になり、2階建てよりも高額な費用が必要になるのです。
※平屋を選択して土地・建築費用が上がる割合は、建築する建物の規模や依頼する会社によって異なります。正確に費用を算出するためには、個別に見積もりを取得して比較する必要があります。
平屋と2階建て、どんな家になる?建築事例を紹介
平屋と2階建ては、建築するとどんな家が完成するのでしょうか。
静岡県で建築された注文住宅の事例を見て、参考にしてみましょう。
【平屋の建築事例】大空間のある真壁平屋の家(静岡県周智郡)
平屋の施工事例として紹介するのは、静岡県周智郡に建築した「大空間のある真壁平屋の家」です。
大きな切妻屋根の平屋はシンプルながら重厚感・高級感を演出しています。
長く幅の広い縁側へはしっかりと軒がかかっていて、縁側の使い勝手を向上させるとともに、耐久性の向上にも寄与します。
内部は平屋ならではの、小屋裏を現しにした大空間の勾配天井です。
大きなLDKから各部屋へアクセスできる間取りで、家族が自然に集まりコミュニケーションを取れるよう配慮されています。
【2階建ての建築事例】軒下空間と吹抜けを有効活用した家(磐田市)
2階建ての建築事例として紹介するのは、磐田市に建築された「軒下空間と吹抜けを有効活用した家」です。
落ち着いた雰囲気の色合いを持つ屋根・外壁が印象的な外観です。
室内はキッチン・ダイニング・リビングが一直線に並んだ間取りで、2階の窓からの光を取り込む吹き抜けを設けています。
ソファに座ってくつろぐリビングでは天井があることで落ち着きが得られ、イスに座るダイニングでは吹き抜けに向かい開放感を演出。
こうした高さの差を出しやすい点は2階建てならではといえるでしょう。
まとめ│平屋と2階建て。特徴を把握して選択を。
>施工事例:耐震等級3+制震機能で安心安全な子育て世代の住まい(磐田市)
「平屋と2階建て、どちらにしようか」と迷っている人に向けて、それぞれの特徴や施工事例について解説しました。
どちらにもメリットがあり、デメリットはその裏返しとして感じられることになります。
このため「どちらが優れていると一様に言えない」点が難しいところです。
平屋が適しているか2階建てが適しているか、住まいに対して求める希望によって異なるので、まずは自身の求めるライフスタイルを考えつつ、専門家の意見も含めて検討することをおすすめします。
>浜松市で「平屋と二階建て、どちらにしようか迷っている人」は、双方の建築経験が豊富な「田畑工事」までご相談ください!
浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店
田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。
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