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シューズインクローゼットで後悔した事例9選を元に対策を考える

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玄関の収納として採用されることが多いシューズインクローゼット。ウォークインクローゼットのように収納の中に入ることができるため、使い勝手の良さと収納量の多さが魅力の収納です。 人気の間取りですが、実はシューズインクローゼットを採用して後悔したという方も中にはいます。後悔しないためには、住む人の生活スタイルや間取りに合ったシューズインクローゼットを採用することが大切です。今回は、シューズインクローゼットを採用した方の意見を元に後悔した事例を紹介し、失敗しないための対策を紹介します。

 

目次

 

シューズインクローゼットを採用して後悔した事例9選と対策

シューズインクローゼットを採用して後悔した事例を元に対策を考えていきましょう。

 

事例① 収納量が足りなかった

単純に収納量が足りなかったというケースも多いです。新築したときには靴や荷物がぴったり収まっていても、子供の成長や家族構成の変化によって、荷物が増えることが考えられます。現在の住まいにある荷物がすっきり収まるのはもちろん、将来のことを考えてゆとりのある収納量を確保するようにしましょう。

 

収納量に対する対策は、棚の種類を固定ではなく可動タイプにすることです。

 

可動棚のウォークインクローゼット

施工実例|平屋を楽しもう 浜松市東区Y様邸

 

可動棚を施工しておけば、後から棚を追加して収納量を増やすことができます。また、棚だけでなくパイプなども付けられるため、可変性の高さも大きなメリットです。家族の成長に合わせて、シューズインクローゼットをカスタマイズできるようにしておきましょう。

 

事例② 空間が狭くて使いにくい

空間が狭くて使いにくかったという意見もあります。わざわざシューズインクローゼットを作っても、狭すぎると毎回の出入りがしにくく使わなくなってしまいます。ものも収まらなくて、結果的に出入りできる空間が無くなってしまったという家庭も少なくありません。シューズインクローゼットを作るなら、ものを収納しても出入りできる余裕ある広さを確保しましょう。

 

また、コンパクトな玄関にするなら、シューズインクローゼットを作らない方が使い勝手が良いこともあります。

 

壁付け玄関収納

施工実例|自然素材に包まれた空気環境が良い家

 

壁一面にボックスタイプの玄関収納を採用すれば、たくさんの収納量を確保できます。また、シューズインクローゼットのように出入りする空間を作らなくていいため、玄関の面積も広いです。上の画像の事例では、玄関とホールの手前側にはボックスタイプの収納をつけ、奥にはオープンタイプの棚やパイプを施工しました。収納が一直線に並んでいるため、帰宅後の動線もスムーズです。シューズインクローゼットは流行りの間取りですが、すべての家庭や玄関にマッチしているわけではありません。自分達に合っている玄関収納を考えましょう。

 

 玄関収納にはさまざまなバリエーションがあります。玄関収納の種類や考え方を知りたい方はぜひこちらのコラムをご覧ください。

コラム 玄関収納の造り方 新築住宅をすっきり暮らしやすい家に!

 

事例③ 扉を付けたが開け閉めが面倒で開けっ放し

シューズインクローゼットに扉を付けたけど、開け閉めが面倒でいつも開けっ放しになっているという家庭もあります。引き戸なら開けっ放しでも邪魔にはなりませんが、折れ戸や開き戸の場合は開いていると玄関が狭くなりますよね。また、たまにしか扉を閉めないなら、コスト面で無駄だったと感じる方もいるはずです。

 

来客時の目隠しのために扉を検討している方は、ロールスクリーンを採用してもいいでしょう。

 

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施工実例|土地形状を上手に活かす、家づくり 浜松市中区M様邸

 

ロールスクリーンは扉を付けるよりも安価で、開けているときの見た目もすっきりします。上に生地が巻き取られるめ、空間が狭まることもありません。また、ウォッシャブルタイプを選べば、泥などがついて汚れてしまったときも丸洗いできて便利です。古くなったときの交換費用も扉と比べて安価でしょう。ぜひ、ロールカーテンという選択肢も検討してみてくださいね。

 

事例④ 玄関から丸見えになってしまった

使いやすいシューズインクローゼットを作ったけど、玄関から丸見えなのが気になるという意見も多いです。家族だけなら気になりませんが、急に来客があったときや子供が友達を連れてきたときに目線が気になりますよね。玄関をすっきりとさせたいなら、シューズインクローゼットの向きを工夫して見えないように配置することをおすすめします。

 

こちらは、玄関から収納の中が見えにくいように配置した事例です。

 

広い玄関

施工実例|どこか懐かしい広い土間のある家

 

玄関横は壁になっているため、収納の前まで回り込まないと棚が見えないようになっています。玄関から離れた位置にシューズインクローゼットを配置しているわけではないため、使い勝手も良いです。このように、棚の向きを少し工夫するだけでも目線を遮ることができます。玄関の形状に合わせて工夫してみてくださいね。

どうしても玄関から見える位置にしかシューズインクローゼットを配置できないなら、扉やロールカーテンなどを採用して目隠しをしましょう。

 

事例⑤ 動線が悪くて結局玄関に靴が脱ぎっぱなし

玄関・シューズインクローゼット・玄関ホールの動線が悪いため、玄関に靴が脱ぎっぱなしになっているという事例も少なくありません。帰宅後にわざわざシューズインクローゼットに靴をしまいに行くのは、面倒と感じる気持ちもわかります。特にお子様は、靴をしまわずに室内に入ってしまうことが多いでしょう。玄関周りの間取りを工夫して、自然と靴をしまえるような動線を作ることが大切です。

 

具体的には、ウォークスルータイプのシューズインクローゼットを作る方法があります。

 

和室とつながる玄関

施工実例|瓦屋根が美しい二世帯住宅

 

シューズインクローゼットからも玄関ホールへ上がれるようにすれば、空間を行ったり来たりする必要がありません。靴を脱いで棚にしまい、そのまま室内に入ることができます。ただし、通路を作ることで収納量が少なくなってしまう点はデメリットです。収納量と動線の優先順位を考えながら、暮らしの質が上がるシューズインクローゼットを取り入れましょう。

 

事例⑥ 扉のないシューズインクローゼットは靴のニオイが気になる

扉のない開放的なシューズインクローゼットを作ったら、靴のニオイが気になったという意見もあります。特に、梅雨や夏の高温多湿の時期は、ニオイが気になるケースも少なくありません。家に帰って来たときに、自宅のニオイが不快に感じるのは嫌ですよね。

 

対策としては、扉を付けてニオイをシャットダウンする方法があります。ただし、これではシューズインクローゼット内のニオイの改善にはなりません。シューズインクローゼットの換気ができるように窓や換気扇をつけると良いでしょう。

また、内装に天然木・漆喰・珪藻土などの自然素材を採用することもおすすめです。

 

自然素材の家

施工実例|自然の恵みで爽やかに暮らす家「雨楽な家・爽」磐田市O様邸

 

ヒノキやヒバなどの天然木には脱臭効果があり、木特有の心地よい香りも楽しむことができます。そのため、自然素材が使われていない家と比べて、ニオイを軽減できる効果が期待できるのです。また、珪藻土や漆喰は湿気やニオイを吸収するため、内装の壁に採用することで消臭効果が期待できるでしょう。

参考サイト:木材利用相談Q&A 100|一般財団法人 日本木材総合情報センター

 

 

 田畑工事では自然素材を多く取り入れた家を建築しています。消臭・脱臭効果を期待できる天然木や漆喰、珪藻土なども多く取り入れています。詳しい自然素材の内容はぜひこちらをご覧ください。

 

参考ページ コンセプト「6つのNO!と自然素材」

コラム 自然素材の家を工務店で建てるメリット

 

事例⑦ 傘やコートなどの収納場所も作ればよかった

シューズインクローゼットを作ったが、棚しか施工しなかったため傘やコートの収納場所がないと後悔している方もいます。シューズインクローゼットは靴に限らず、傘・コート・アウトドア用品など様々な荷物をしまうことが多いです。そのため、あらかじめシューズインクローゼットに置くものと収納方法を検討しながら、間取りづくりをしなければなりません。

 

こちらの事例では、棚の下部にパイプを施工して傘や靴ベラを掛けて収納できるようにしました。

 

ウォークスルータイプのクローゼット

施工実例|コンパクトな二世帯住宅で楽しく暮らす自然素材の家 浜松市西区 S様邸

 

わざわざ傘立てを購入する必要もなく、浮かして収納できるため空間がすっきりします。パイプが1本あれば、お子様の外用のおもちゃやワンちゃんのリードなどもかけられて便利です。

 

また、高い位置にパイプをつけることで、コート掛けとして活用することもできます。

 

ウォークスルータイプのシューズクローゼット

施工実例|軒下を有効活用して家の外でも快適に

 

長いコートがあるときは、パイプ下の棚を取り外せば問題ありません。コートなどの重いものをたくさん掛ける場合は、こちらの事例のようにパイプ付きの棚だけ固定にすることをおすすめします。パイプの上下の棚を可動タイプにしておけば、使い勝手が悪くなることはありません。

 

事例⑧ 棚の奥行きや幅がイマイチで靴がしまいにくい

収納量にこだわって奥行きの深い棚を付けたら、使いにくくて後悔したという事例もあります。また、棚の幅については深く考えなかったら、靴が置きにくかったという意見もありました。例えば、靴2足は余裕で置けるが、3足置こうとすると少しだけ幅が足りないという事例です。すべての棚に無駄なスペースが余ってしまうためもったいないですよね。

 

可動棚にすることで靴の高さに対する対応は可能ですが、幅や奥行きは変更できないため設計時に細かく計画する必要があります。

 

コンパクトなシューズインクローゼット

施工実例|家族のかたちにつくる家 浜松市中区S様邸

 

棚板の奥行きは30~35cmくらいがおすすめです。日本人の靴のサイズは30cm以下の方が多いですが、靴自体の大きさを考えると30cmはあると安心でしょう。靴以外に工具などを置くなら、安定して置ける奥行きを考えてください。必要な幅は、収納する靴によって大きく変わります。ボリュームのあるスニーカーやブーツなどは、一般的な靴の横幅よりも大きいです。より多くの靴を置きたい場合は、上の画像のように仕切りのない幅広い棚をおすすめします。ただし、重い靴を長期間置くと棚板がたわむ危険性があるため、補強や支えをつけるなどの工夫を行ってくださいね。

 

事例⑨ 工具の充電をできるようにすればよかった

シューズインクローゼット内にコンセントをつければよかったと後悔している方もいます。コンセントがあれば工具の充電やちょっとしたDIYなどの作業が可能です。また、濡れた靴を急いで乾かしたいときにも、コンセントがあれば電動の乾燥機を使うことができます。シューズインクローゼットの用途を具体的に考えながら、コンセントの採用を検討してみてくださいね。

 

 

使いやすいシューズインクローゼットの施工実例

使いやすいシューズインクローゼットを採用した間取りの施工実例を紹介します。

 

実例① 手洗い付きの明るいシューズインクローゼット

手洗い付きシューズインクローゼット

施工実例|新しい生活様式を取り入れた住まいづくり

 

シューズインクローゼットの入り口に手洗いを採用した間取りです。

 

ウォークスルータイプのシューズインクローゼット

 

シューズインクローゼットには可動棚を施工して可変性のある収納にしました。

棚の中に窓を取り入れ、日差しを取り入れています。

ウォールスルータイプを採用したため、スムーズに室内に行ける動線が便利です。

 

実例② 来客用と家族用に分かれたおしゃれな玄関

広々ウォークインクローゼット

施工実例|家事と子育てを一緒に楽しむ家 掛川市K様邸

 

広々とした玄関を採用し、来客用と家族用の2つに空間を区切りました。来客用は収納ボックスなどを付けず、すっきりとしたデザインに仕上げました。

家族用の玄関は、大容量収納のシューズインクローゼットに。

 

手洗いうがいができるミニ洗面台

 

玄関ホールへの段差を減らすために、造作ですのこも取り付けました。子供やご高齢の方にも優しい設計です。

 

実例③ シューズインクローゼットの収納量を重視した玄関

変形の玄関

施工実例|愛ネコと楽しく暮らす自然素材の家 浜松市東区 I様邸

 

コンパクトな空間をスッキリ見せるために、収納等はつけないシンプルな玄関に。

その分、シューズインクローゼットは広めにして大容量の収納を付けました。

 

パイプ付きシューズインクローゼット

 

幅広い可動棚やパイプを付け、靴やコートがたくさん収納できるようにしました。窓も施工して、採光・採風も確保できる使いやすい空間に仕上げています。

 

 

他にもさまざまなシューズインクローゼットの施工実例を、ホームページにて紹介しております。ぜひご覧ください。

 

施工事例

 

自分の暮らしに合ったシューズインクローゼットを間取りに取り入れよう

土間収納

施工実例|大きな軒とどこか懐かしい広い土間のある家

 

シューズインクローゼットを作るときは、次のようなポイントに注意して間取りを考えましょう。

  • ・収納の量
  • ・空間の広さ
  • ・玄関と室内への動線
  • ・棚の幅・奥行きや種類
  • ・ニオイや暗さの対策
  • ・玄関からの目線

 

シューズインクローゼットは住む人によって、必要な広さや収納の形が大きく異なります。また、現在の暮らしだけでなく、将来の家族の変化に対応できる収納を作ることが重要です。玄関との広さのバランスや室内との動線を考えつつ、使い勝手の良いシューズインクローゼットを作りましょう。

 

浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店

 

田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。

 

自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。

 

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