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『シックハウス症候群』新築ではいつまで?新築だからできる5つの対策・治し方も解説

『シックハウス症候群』新築ではいつまで?新築だからできる5つの対策・治し方も解説

 

>施工事例:安心で快適なワンフロアの暮らし(浜松市浜北区)

 

「新築に住むとき、シックハウス症候群はいつまで気にするべきなの?」

 

新築で住宅を取得する方の中には、このようにシックハウス症候群が気になる方もいるでしょう。

 

そこで本記事では、そもそもシックハウス症候群とはどういった症状なのか解説したうえで、いつまで症状の発生を気にするべきなのか、原因は何か、さらに治し方や対策はどうすればよいのか、といった話題についてお伝えします。

 

住宅の気密性が高まっている昨今、シックハウス症候群に悩まされる方は多いものです。

新築だからこそ、対策をしっかり講じてシックハウス症候群の発症を防ぎましょう。

 

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シックハウス症候群とは?

はじめに、シックハウス症候群とは一体どのような症状なのか、そしてどの程度の期間シックハウス症候群に警戒するべきなのかなど、シックハウス症候群に関する知識をお伝えします。

シックハウス症候群で見られる症状

 

>引用:厚生労働省 シックハウス症候群の予防と対策

 

シックハウス症候群は、建物の空気中に含まれる各種原因物質によって引き起こされます。

具体的には、目のかゆみや赤み、咳や頭痛、疲れやすさといった症状が起こります。

新築の場合は「5年」はシックハウス症候群に注意

後述しますが、シックハウス症候群の原因物質のひとつとされるホルムアルデヒドは、年数が経過すると揮発して健康のへの影響が少なくなります。

 

では、新築住宅を購入した場合、何年程度シックハウス症候群に注意する必要があるのでしょうか。

 

シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドの発散速度別、内装仕上げの制限について

 

>引用:国土交通省 快適で健康的な住宅で暮らすために

 

国土交通省は、ホルムアルデヒドの発散量が一定以上になる材料に対して、内装に使用する面積を制限する基準を設けています。

この基準の中で「建築物の部分に使用して5年経過したものについては、制限なし。」と記載があります。

 

このことから、一般的におおむね5年経過するとホルムアルデヒドの発散量が落ち着くとされています。

シックハウス症候群になりやすいのはどんな人?

シックハウス症候群になりやすい人の傾向

 

>引用:PRTimes(千葉大学) シックハウス対策に関連する個人の要因や生活スタイル調査

 

シックハウス症候群は症状が出やすい人と出にくい人とで差があることが知られています。

千葉大学ではシックハウス症候群が出やすい人・出にくい人についての調査を実施しており、特に注目したいのは以下の点です。

 

  • ・喘息やアレルギー疾患を持つ人は、疾患歴のない人の1.41倍かかりやすい
  • ・カーペットがある方は1.48倍かかりやすい
  • ・ホコリをよく目にする方は1.56倍かかりやすい
  • ・化学物質を低減した住宅仕様では0.77倍に

 

このように、個人の特徴や生活スタイルによってシックハウス症候群にかかる割合が変わることが分かります。

特に「化学物質を低減した住宅仕様」は建築時しか対応できませんので、家を建てるときにこそシックハウス症候群対策が重要になります。

シックハウス症候群で死亡例はあるの?

気になることのひとつは、シックハウス症候群による死亡例があるのかということです。

 

日本では死亡例として報道はありませんが、中国では屋内の空気汚染に関連した健康問題で220万人の青少年が死亡しているといったニュースが報じられています。

日本でも同様に亡くなることに直結するかは不明ですが、シックハウス症候群への対策を講じる必要がありそうです。

 

>参考:AFP通信 中国、シックハウス症候群で年間220万人の青少年が死亡

どうしてシックハウス症候群になるの?原因は?

こうした症状のあるシックハウス症候群ですが、具体的に何が原因となって症状を引き起こすのでしょうか。

主な原因は以下の3つとされています。

 

  • ・ホルムアルデヒドなどの化学物質
  • ・細菌・カビ・ダニなど
  • ・ストーブなどから生じる一酸化炭素など

 

ホルムアルデヒドなどの化学物質

シックハウス症候群の原因は?空気汚染・換気の不足など

 

>引用:国土交通省 快適で健康的な住宅で暮らすために

 

1つ目の原因は、ホルムアルデヒドなどの化学物質です。

 

ホルムアルデヒドは、建物を建てる際の建材や接着剤などから放出されます。

このことから、特に新築の住宅では放出量が多くなり、症状が出やすい原因とされます。

 

また、新たに家具を購入した際に家具の接着剤からシックハウス症候群の原因物質が放出されるケースもあります。

細菌・カビ・ダニなど

2つ目の原因は、細菌やカビ・ダニといった生物由来のものです。

 

新築の住宅は木材や建材が完全に乾燥しきっておらず、カビやダニが発生しやすい環境にあります。

加えて最近の住宅は気密性が高いことから、換気計画に不備がある場合に湿気が溜まりやすく、カビ・ダニの温床になりがちです。

カビやダニは体内に入るとアレルギー反応を引き起こすことから、シックハウス症候群の発症の引き金になる場合があります。

ストーブなどから生じる一酸化炭素など

3つ目は、石油ファンヒーターや石油ストーブといった暖房器具に由来するものです。

 

こうした燃焼式の暖房器具からは一酸化炭素などの有害なガスが微量ながら発生し、頭痛や吐き気といった症状を引き起こし、シックハウス症候群の原因にもなり得ます。

 

こうした原因を取り除くことがシックハウス症候群にならない・症状を改善する方法として勧められます。

シックハウス症候群への治し方・対策は?

具体的に、新築住宅でシックハウス症候群を防ぐためには、以下の5つの方法が有効です。

 

  • ・化学物質が含まれる内装・建材の使用を控える
  • ・家具やカーテンを選択する際も気をつける
  • ・採光・換気を十分に行える間取りにする
  • ・ベイクアウト法で化学物質を揮発させる
  • ・空気清浄機などを設置しやすいよう配慮して設計する

 

化学物質が含まれる内装・建材の使用を控える

シックハウス症候群の原因となる化学物質を避ける自然素材の家(静岡県浜松市)

 

>施工事例:梅雨の季節も爽やかに暮らす家づくり(浜松市浜北区)

 

最もシックハウス症候群対策として効果が高いとされるのは、化学物質が含まれる内装や建材の使用を控えることです。

 

一般的に使用されている合板フローリングは薄くスライスしたした木材を接着剤で貼り合わせたものです。

また、ビニルクロスは石油由来の製品で、貼り付けるための接着剤にもホルムアルデヒドが含まれます。

こうした製品を極力避けることが対策になります。

 

たとえば、床材には天然木そのままを使用した無垢材を利用したり、壁面には漆喰や珪藻土といった天然由来の素材を利用することでホルムアルデヒドなどのアレルギー原因物質の放出を減らすことができます。

家具やカーテンを選択する際も気をつける

自然素材を多用している住まい(静岡県磐田市)

 

>施工事例:軒下空間と吹抜けを有効活用した家(磐田市)

 

新築住宅を建てる場合は、家具やカーテンを新調する場合もあります。

家具・カーテンを選択する場合も、可能な限り天然由来の素材を活用した製品を選択しましょう

 

製品によっては、ホルムアルデヒドへ配慮していることを表示しているものもありますので、シックハウス症候群が気になる方は製品選択の参考にしましょう。

ホルムアルデヒドの溶出量が低いベッドに使用されるマーク

 

>引用:全日本ベッド工業会 フレーム環境基準・衛生マットレス

 

採光・換気を十分に行える間取りにする

開放的で採光・換気性能の優れた吹き抜けのある家(浜松市天竜区)

 

>施工事例:緑の中に佇む住まい。自然と共生する家(浜松市天竜区)

 

間取りを考える際は、採光や通風を十分に行えるかという観点で考えてみましょう。

 

ホルムアルデヒドなどの化学物質は十分な換気で外に排出することができ、ダニやカビの原因となる湿気も、暖房器具から排出され一酸化炭素なども、全て十分な換気で排出できるものです。

南北に開口を設けるなど、十分に換気できるよう、広く開放的な間取りや吹き抜けなどを検討してみましょう。

 

また、近年の住まいはシックハウス症候群対策に24時間換気が義務付けられています。

換気扇を回したときに、給気・排気が上手に機能するように換気計画を立てることも大切です。

ベイクアウト法で化学物質を揮発させる

シックハウス症候群の原因となる物質の一部は、高温の環境下で高い揮発性を示すものがあります。

わざと室内を高温にして揮発を促す「ベイクアウト法」を試すのも一つの手段です。

 

ただし、ベイクアウト法は効果がないとする意見や、高温にする中で火災の危険性があるなど、ベイクアウト法を行うべきでないという意見もありますので、使用する際はハウスメーカー・工務店の担当者としっかり打ち合わせを行いましょう。

 

>参考:山形大学 ベイクアウト法

空気清浄機などを設置しやすいよう配慮して設計する

シックハウス症候群の原因物質の除去には、空気清浄機の利用も効果があるとされます。

 

ただし、空気清浄機は大きなものも多く、コンセントなど電源の準備も必要です。

空気清浄機などの機械を利用した対策を行う場合、設置する場所やコンセントの確保を設計の段階で忘れないようにしましょう。

まとめ│新築こそしっかりとシックハウス症候群対策を

天然素材に囲まれ採光・換気もできる住まい(袋井市)

 

>施工事例:自然素材に包まれた空気環境が良い家(袋井市)

 

新築で住宅を取得・建築する場合に気になりがちなシックハウス症候群について、原因と対策、さらにいつまで気にするべきかといった話題を解説しました。

 

本来、心と身体を休める場所であるはずの自宅が、シックハウス症候群にかかることによって安らぎの場所でなくなる可能性があります。

このため、シックハウス症候群の原因となる、ホルムアルデヒドや湿気、暖房器具による汚染物質を避けるよう、新築の段階で対策を立てる必要があります

 

自然素材の利用や換気しやすい間取りの導入などによって、シックハウス症候群の心配のない暮らしを実現しましょう。

 

浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店

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