切妻屋根でおしゃれな外観の家を建てるには？平屋・和モダンなデザインの施工事例も紹介
「昔ながらの切妻屋根で、おしゃれな住まいを建てたい」
本記事は、こうした希望を持つ方に向けて、切妻屋根でおしゃれな外観の家を建てるための方法を紹介します。
切妻屋根が似合う、平屋や和モダンな住まいの事例とともに紹介しますので、伝統的で実用性の高い家を建てたい方も、ぜひ参考にしてください。
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切妻屋根とは？どんな特徴があるの？
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はじめに、切妻屋根とはどのような屋根で、どういった特徴があるのか紹介します。
切妻屋根は、頂点から左右に向かって綺麗に屋根を被せた外観を持ちます。
採用することで、以下のようなメリット・デメリットの住まいになるでしょう。
【メリット】
- ・シンプルな屋根形で施工費用が安価
- ・メンテナンス費用も安価に
- ・シンプルで施工不良を起こしにくい
- ・雨水をすぐに排除でき雨漏りが少ない
- ・和洋どちらの雰囲気にも合う
- ・小屋裏が大きくなり収納などに活用できる
- ・太陽光発電を搭載しやすい
- ・小屋裏通気を取りやすい
【デメリット】
- ・デザインが古く見えることも
- ・妻側が劣化しやすい
- ・斜線制限を受けることがある
切妻屋根のこうした特徴について、さらに詳しく知りたい方は、以下のコラム記事をご確認ください。
▶関連コラム：切妻屋根とは？8つのメリット・3つのデメリット、後悔と対策や構造的な特徴も解説│施工事例も紹介
切妻屋根でおしゃれな外観の家を建てる8つの方法
注文住宅に切妻屋根を採用した場合、おしゃれな外観の家にするためには、以下の8つの方法が効果的です。
- ・妻と桁、どちらを見せるかを決める
- ・家に合った屋根勾配を決める
- ・軒の出の幅を決める
- ・切妻屋根に合う窓の種類、配置を決める
- ・デザインに合致する屋根の素材を決める
- ・デザインに合致する外壁の素材を決める
- ・雨樋の位置やデザイン、色味を決める
- ・アクセントとなる要素を取り入れる
妻と平、どちらを見せるかを決める
1つ目は、妻と平、どちらを見せるのかを決めることです。
切妻屋根は、屋根の三角形が綺麗に見える「妻側」と屋根が下りてくる方向の「平側」に分かれます。
建物の正面にどちらを採用するのかで住まいの印象は大きく変わります。
＞施工事例：森の木々に包まれているような温かさを感じることができる家（浜松市北区）
事例のように妻側を見せることで、窓やベランダ、玄関などが正面からよく見えるようになりますので、家を構成する各パーツをおしゃれに配置していると、デザイン性が高くなります。
平側を見せると屋根勾配なりに低く見えますので、重厚感を感じられるデザインの住まいになります。
たくさんの事例を見たうえで、どちらを選択するのかを決めましょう。
▶実用的な切妻屋根を豊富に採用した、田畑工事の施工事例はこちら
家に合った屋根勾配を決める
2つ目は、家に合った屋根勾配を決めることです。
平屋にする場合、二階建てにする場合。ナチュラルな雰囲気を好む場合、モダンな雰囲気を好む場合。
建物によっておしゃれに見える屋根の勾配は変わります。
降雨を排水するなど、機能性は担保しながらもデザイン性が高くなるよう、屋根の勾配についても検討しましょう。
軒の出の幅を決める
3つ目は、軒の出の幅を決めることです。
軒とは、屋根が壁面から飛び出した箇所をいい、雨風や太陽光を遠ざけることなどに一役買います。
実用性とともに、軒の出が深くなると高級感を感じやすいですので、昔ながらの切妻屋根の家を好む方は、軒の出幅を多めに取ってみましょう。
▶関連コラム：軒のある家の建築実例｜軒が外観デザインにもたらすメリットとは
切妻屋根に合う窓の種類・配置を決める
4つ目は、切妻屋根の形に合うように、窓の種類や配置を決めることです。
シンプルな形状の切妻屋根を採用する場合、屋根以外の要素が外観デザインに与える影響が大きくなります。
このため窓や玄関ドア、カーポートといった要素が果たすデザイン面での効果も高くなります。
＞施工事例：大きな軒とどこか懐かしい広い土間のある家（浜松市北区）
特に外観に影響を及ぼすのは窓です。
窓は配置する箇所数が多いですし、窓ごとにデザインが変わりますので種類や寸法をよく考える必要があります。
たとえば、二階の窓の高さを揃えたり、窓枠の色を柱や外壁と合うように選択するなどすれば、外観デザインは素敵なものになるでしょう。
デザインに合致する屋根の素材を決める
シンプルな切妻屋根をおしゃれにするためには、屋根の素材にこだわることも重要です。
代表的な素材としては、瓦やガルバリウム鋼板、スレート屋根といったものがあります。
和モダンな雰囲気を好むなら瓦、スッキリした印象を好む場合はガルバリウム鋼板など、建物の雰囲気にぴったりな屋根素材を利用することをおすすめします。
▶関連コラム：屋根の種類と形は新築住宅にどんな影響を与える？
デザインに合致する外壁の素材を決める
切妻屋根を選ぶなら、屋根に加えて外壁の素材をよく検討する必要があります。
屋根と同様に、シンプルな切妻屋根においては外壁の素材が外観に与える印象が大きくなります。
サイディングのほか、吹き付けや漆喰などを利用して、切妻屋根に合う美しい住まいを実現しましょう。
雨樋の位置やデザイン、色味を決める
7つ目は、雨樋の位置やデザインを決めることです。
シンプルな形状の切妻屋根の家では、屋根や窓などがデザインに与える影響が大きくなります。
加えて、雨樋もデザインに影響を及ぼしますので、色味や素材を確認しましょう。
一般的には丸型で暗めの色のデザインが多いですが、箱型にしたり雨樋を白にすることで、建物の外壁やデザインと雰囲気を合わせられます。
アクセントとなる要素を取り入れる
9つ目は、外観にアクセントとなる要素を取り入れることです。
たとえば、全体がサイディングの中に一部天然木を利用したり、ウッドデッキなど外観に影響を与える設備を取り入れることも考えられます。
事例では、外壁の途中まで木材にする腰壁を導入することで、シンプルながら温かみを感じられておしゃれな外観に仕上がっています。
おしゃれさと一緒に追求したい実用性
切妻屋根の家でおしゃれさを追求する方法を紹介しましたが、同時に検討したいのは実用性です。
デザインと同時に実用性にも配慮して、住みやすい切妻屋根の家を建てましょう。
深い軒でデッキや土間の使い勝手を高める
切妻屋根を採用する場合、深めの軒を出してウッドデッキや土間との相性を高めることをおすすめします。
ウッドデッキや土間は、外と中の中間的な役割を果たす間取りで、住宅に設置することで日々の使い勝手を向上させられます。
ここで切妻屋根の軒の出を深くすることで、ウッドデッキに雨が降り込みづらかったり、直射日光を避けられて耐久性が高まるといった効果を期待できます。
デッキや土間を作る場合は、深い軒の出を検討してみましょう。
▶関連コラム：【実例】リビングに土間がある間取り｜メリット・デメリットと寒さ対策を紹介
雨漏りしづらい素材・屋根型を検討する
屋根を検討する場合は、雨漏りしづらさを優先することをおすすめします。
屋根の最大の目的は、雨を速やかに排除して雨漏りを防ぐことです。
デザイン性を追求しすぎるあまり、複雑な形の屋根にしたり屋根の勾配を緩くしすぎると雨漏りの原因になることもありますので、デザインとともに雨仕舞いのことも考えてみましょう。
まとめ│切妻屋根でおしゃれも実用性も追求
＞施工事例：コンパクトな二世帯住宅で楽しく暮らす自然素材の家（浜松市西区）
切妻屋根でおしゃれな外観の家を建てるための方法について解説しました。
切妻屋根は日本で古くから利用されてきた屋根型で、伝統的なデザインです。
一方でシンプルながら重厚感を感じられるため、和モダンなどおしゃれな住まいを目指す方にもおすすめできる屋根型といえるでしょう。
紹介したように複数の実用的なメリットもありますので、おしゃれさと実用性、どちらも両立したい方は切妻屋根を選択してみましょう。
浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店
田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
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