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自然素材の家はどんな家?

自然素材の家

 

「子供のアレルギーが心配だからできるだけ空気のきれいな家を建てたい」

 

「自然素材の風合いが好き」

 

自然素材の家を建てようと検討されているご家族には、様々な想いがあると思います。そして同時に、自然素材に対する不安や疑問もあるのではないでしょうか?

 

自然素材には、化学物質が含まれていない安心感、風合いや手触りの良さなど、良い面がたくさんありますが、素材によっては非常に高価であったり、暮らし始めてからのお手入れが大変だったりすることもあります。

 

昔は、どこの家にも使われていた自然素材ですが、この数十年の間に、家づくりに使われる建材は多様になり、自然素材を使わない住宅も増えています。そのような状況の中で育った人の多くは、昔の家のような自然素材で造られた家での暮らしを、体験したことがないかもしれません。

 

にもかかわらず、自然素材の良さに魅かれる人が増えている理由は、どのようなところにあるのでしょうか?

 

家づくりに使われる自然素材

 

襖、障子、畳、無垢材が使われた和室

土地形状を上手に活かす、家づくり  浜松市中区 M様邸

 

家づくりに使われる自然素材には、様々な種類があります。それぞれの特徴を確認していきましょう。

 

和瓦

 

和瓦の屋根の和風住宅

庭の四季を楽しみながら快適なワンフロアの暮らしができる家 浜松市浜北区 S様邸

 

屋根に使われる自然素材です。粘土を焼き上げ、釉薬をかけた瓦は陶器瓦、焼き上げた後、燻した瓦はいぶし瓦です。瓦は、耐用年数が長く、陶器瓦は半永久的に、いぶし瓦は50年程度、葺き替えなしで使い続けられます。

陶器瓦は、釉薬によって、様々な色になり、洋風な家の屋根にも使われます。一方、いぶし瓦は、昔ながらの日本の屋根というイメージそのものの深い色合いです。

 

屋根には、紫外線や雨風から家を守る大切な役割があります。瓦には、その役割を果たす為の機能を全て備えています。

 

熱の出入りを抑えながら通気をする瓦の特徴は、夏涼しく、冬暖かい家という環境造りに役立ちます。また、防音性が高いので、強い雨が降っても、屋根にあたる雨音に煩わされることがありません。加えて、陶器である瓦は、耐水性と耐火性に優れています。また、温暖な浜松ではあまり実感がわきませが、冬の寒さに対する耐凍結性もあります。

 

瓦屋根の家は、屋根が重く、耐震性が低下するという間違った考えもありますが、耐震検証によって、耐震性の高さは実証されています。

 

瓦の耐震実験

 

参考サイト一般社団法人全日本瓦工事業連盟公式サイト 瓦の耐震実験動画

 

 

木材

 

木材は、構造部にも、内装にも使われます。土台には、主にシロアリに強い国産桧が使われ、構造部の礎となって家を支えます。柱には国産桧や杉が使われ、強靭な構造部を形作ります。構造美を見せる和風建築では、天然の木材を使った梁や柱、垂木や軒先の色や、風合いが際立ちます。

 

床板や壁、天井には、天竜檜、メープル、タモ、竹、桐、松など、和風、洋風、モダンといった家の雰囲気や、使用する場所に合わせて、木材が選ばれます。

 

リビングには、見栄えの良い天竜檜や松、水廻りには、耐水性の高いメープルやタモ、寝室や収納には調湿性の高く、虫がつきにくい桐といった使い分けです。

 

引き戸や折れ戸、格子などの建具や造作家具には、桧や杉が使われます。内装と調和した落ち着いた雰囲気が演出されます。

 

無垢材には、自然な風合いと色味があり、内装や建具を無垢材で造ることによって、統一感が生まれます。工業製品は、紫外線によって経年褪色してしまいますが、無垢材にはその心配がありません。無垢材は紫外線を吸収することによって、明るい色合いの無垢材は深い色合いに、濃い色合いの無垢材は明るい色合いへと、味わい深く変化していきます。そして、樹種の選び方によって、和風、洋風、ナチュラル、モダンなど、好みに合わせた雰囲気を創り出せます。

 

漆喰

 

漆喰の塗り壁

漆喰の塗り壁

 

壁には、木材の他に、漆喰が使われることもあります。漆喰は昔から日本の住宅に使われてきた塗り壁で、消石灰に糊やスサを混ぜて作られます。漆喰も紫外線によって経年褪色することがありません。加えて、静電気おきないので、埃汚れがつきにくく、家具の裏に当たる部分が黒ずむなどの変色を抑えられます。

 

リビングとダイニングキッチンが繋がっている間取りでは、調理の匂いがリビングに届くので、気になることがあります。でも、漆喰には臭いを消す性質があるので、そのような問題がおきません。

 

和紙

 

和紙貼りふすま

和紙貼りふすま

 

ふすまや障子の他に、天井に使われることもあります。引き戸や障子は、閉める面積が広いので、色や風合いが室内の雰囲気に大きく影響します。和紙を使った引き戸や障子は、柔らかな風合いと、上品な色味が、室内の雰囲気をより良くします。

 

自然素材が暮らしに与える影響

 

自然素材でつくった同居型の二世帯住宅

自然素材でつくった同居型の二世帯住宅 磐田市I様邸

 

自然素材にはそれぞれ違った良さがありますが、その他に、室内環境に良い影響を与える共通した性質を持っています。

 

調湿性

 

空気中の水分が増えると吸収し、減少すると蓄えた水分を放出するという性質は、調湿性です。この性質は、室内の湿度を調える働きをします。室内の湿度は、家族の健康に、大きく影響します。特に高温多湿な日本においては、カビやダニが発生しやすく、カビやダニは、アレルギーを発症させるリスクを持っています。

 

また、乾燥する季節には、湿気に弱いウィルスが活性化したり、肌や粘膜に炎症をおきたりすることがあります。静電気がおきやすくなることもあります。自然素材を使った室内では、自然素材の持つ湿度をちょうど良く調えるという性質によって、ジメジメしたり、乾燥しすぎたり、という状況が抑えられます。夏、フローリングの上を裸足で歩いたり、畳に寝転がったりしても、サラッとしているのは、自然素材の持つ調湿性が生み出す心地よさです。

 

また、適切な湿度が調っている部屋と、調っていない部屋では、体感温度も変わります。夏は、高湿になる時期ですが、湿度が高いほど、実際の室温より暑さを感じます。冬は乾燥する時期ですが、乾燥するほど、実際の室温より寒く感じます。冷房をしているのに暑い、暖房をしているのに寒いと感じる理由には、住宅の断熱性だけではなく、湿度が適切に調えられていないということも挙げられるのです。

 

空気を含んでいる

 

自然素材は、内部に空気を含んでいるため、熱が伝わりにくいという性質があります。タイルなどの、空気を含まない素材は、室内の空気が冷えてくると、冷たくなり、触るとヒヤッとします。一方、自然素材は、熱を伝えにくいので、冷え切ることがなく、ヒヤッとした感触が生まれません。

 

また、内部の空気は、弾力性も生み出します。床に自然素材が使われている場合には、この弾力性によって、関節への衝撃が和らげられます。まだ足元のおぼつかない子供が転んでしまっても、畳や無垢材の床であれば、深刻な事故に繋がるリスクが低下します。また、高齢者にとっては、日常生活での動作から与えられる身体的な負担が緩和されます。加えて、重い物を床に落としてしまった時の衝撃音が抑えられます。

 

空気中に化学物質を揮発させない

 

建築基準法によって、空気中に化学物質を揮発させる建材の使用は制限されています。しかし、残念ながら、化学物質を揮発させる建材があることも事実です。自然素材には、そのような心配がありません。子供のアレルギーの発症の原因には、カビやダニの他に、化学物質も上げられます。自然素材を使った家では、化学物質による体調への悪影響を受ける心配がありません。

 

自然素材には、様々な良さがある分、機能壁紙などと比べると、手入れには手間がかかります。ただ、適切なお手入れをしていれば、長い期間、新品のような状態で使い続けられます。

 

フローリングの場合、日常的には、掃除機と乾拭きだけですが、月に1回水拭き、半年に1度ワックスがけが必要です。畳は、新築から4~5年で裏返し、7~8年で表替えをし、10年以上経ったら、新畳に交換します。障子は5年、襖は10年を目安に張り替えをします。

 

使い捨てではなく、丁寧にお手入れしながら長く付き合っていく素材が自然素材です。自然素材を使った家は、シミや傷も併せて、家族の思い出として受け入れていく、というような考え方をするご家族には、長く愛される家となることでしょう。

 

浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店

 

田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。

 

自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。

 

 

浜松工務店

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