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温熱環境を大切に考える家づくり

自然素材とパッシブデザインの家

 

家づくりには、暮らしやすい家にする為に、大切な4本の柱があります。

 

①家族の価値観、ステータスを表す外観デザイン

②居心地の良い内装・スムーズに無駄なく行動できる生活動線を備え、家族の愛情を育むコミュニケーションと家族それぞれのプライバシーを確保できる間取り

③家族の健康を守り快適な生活を生む室内環境

④地震や台風などの自然災害にも、火災などの人災にも強く、侵入強盗などの被害にあわない安全な家

 

どれも、家づくりには欠かせない要素ですが、この中にある家族の健康を守り快適な生活を生む室内環境には、温熱環境が大きく関わっています。

 

 

温熱環境とは?

日常生活では聞きなれない言葉ですが、快適で健康的な生活を送れる状態になっている室内環境を表します。シンプルに言い換えると、夏涼しく冬暖かい家を生む環境です。この環境を調えるためには、室内の温度と、壁や床、家具などの表面温度、湿度、体感温度のバランス、空気の循環が重要です。

 

室内の温度

空気環境が良い家

自然素材に包まれた空気環境が良い家 認定長期優良住宅 国交省補助金採用(120万円)

 

住宅の断熱性が室内の温度に影響を与えます。十分な断熱性のある家では、冷暖房をしている部屋と、廊下や玄関など、冷暖房をしていない場所との温度差がありません。一方、断熱性が低い家では、冷暖房をしている部屋と、していない場所では、大きな温度差が生まれます。

 

この違いは、冷暖房をしている時間帯と、冷暖房をしていない時間帯の温度差にも繋がります。断熱性の高い家では、エアコンを切っても、急激に温度が変化することがなく、冬の朝の寒さや、夏の夜の蒸し暑さがありません。断熱性が低い家では、エアコンを切ると、すぐに寒さ暑さが復活します。夏は、帰宅すると家の中が蒸し暑くなっている、冬は帰宅すると家の中が冷え切っているというようなことも起こります。

 

このような室温の差は、快適さを損なうだけではなく、健康にも悪影響を与えます。高齢者の入浴中の事故はどなたもご存知だと思いますが、すべての年齢の人にとって、温度差は、健康的な生活を脅かします。温度差によって寒暖差疲労が起こってしまうからです。

 

季節の変わり目など、外気温が大きく変化する時期になると、だるさを感じたり、イライラしたりなど、体の不調を感じることがあります。これは、気温の変化に、身体が対応しきれない為におこることがあるそうです。

 

体温の調節は、健康に大きな影響がある為、私たちの身体には、一定の体温をコントロールする機能があります。暑さを感じると汗によって熱を発散する、寒さを感じると毛穴が閉じて熱を逃がさないようにするという働きは、自律神経によって行われます。ただ、温度差が大きくなりすぎると、自律神経の働きが過剰になり、身体がつかれてしまうのです。頭痛や肩こりなど体の不調に繋がることもあり、イライラしたり、不安な気分になったりなどの心の不調に繋がることもあります。

 

そして、この現象は、外気温だけではなく、室内の温度差にも関わりがあります。外気温の寒暖差は、エアコンを使って適温に保つことが必要です。ここで、住宅の断熱性が室内の温度の調えやすさが変わってきます。世界保健機関(WHO)のガイドラインにも、冬の室温は、全室18℃以上にするなど、室温コントロールの重要性について勧告が含まれています。

 

世界保健機関(WHO)のガイドライン:寒さによる健康影響から居住者を守る為の室内温度として 18℃以上を強く勧告しています。特に高齢者や慢性疾患患者の住宅は、18℃以上の温度が必要となる場合もあるとしています。

 

自律神経の乱れは、あらゆる病気を発症する引き金になる恐れがあります。その為、家の中の温度差は、高齢者だけではなく、全年齢の人にとって健康リスクを生み出します。

 

温度差のない家にするためには、断熱性の高さの他に、温度差を生まない間取り、冷暖房の方法が必要です。温度差を生まない間取りとは、家の中の空間が繋がっている間取りです。吹き抜けや、格子の建具、引き戸などが、家の中の空間を繋げる設計を補います。繋がった空間は、断熱性の低い家では、冷暖房の効率の悪さに繋がってしまいます。しかし、断熱性の高い家であれば、全館空調と組み合わせることによって、温度差のない環境を生み出します。

 

参考サイト OMRON vol.202 その不調は急激な温度変化が原因かも?「寒暖差疲労」をためないコツ

 

壁や床、家具などの表面温度、湿度と体感温度のバランス

 

自然の恵みで爽やかに暮らす家

自然の恵みで爽やかに暮らす家 「雨楽な家・爽」磐田市O様邸 認定長期優良住宅

 

壁や床、家具などの表面温度、湿度、気流は、体感温度に影響を与えます。体感温度と室温の差が大きいと、最適な室温になっていても、暖かさ、涼しさが損なわれます。

 

冬は、壁や床、家具などの表面温度が下がり、その冷たさが、体感温度を下げてしまいます。断熱性が低い家では、冬は、壁や床、家具などの表面温度は下がりますが、それ以外に素材によっても、表面温度は影響を受けます。タイルや天然石、ビニール系などの素材は、表面が冷え、木材、畳、漆喰などの蓄熱性を持つ自然素材は温もりがあります。内装や家具に自然素材を使うことによって、表面温度が冷え、体感温度を下げるというようなことが起こりにくくなります。

 

湿度は、1年を通じて体感温度に影響を与えます。夏は、湿度が上がるとともに、実際の温度より蒸し暑く感じ、冬は乾燥するとともに、実際の温度より、寒く感じます。湿度を下げる為には、風通しの良さも含めて、家全体の換気計画が基本ですが、自然素材がそれを補います。

 

日本は高温多湿な気候であるため、昔から日本の家づくりには、風通しの良さと共に、調湿性のある素材が重要視されてきました。木材、塗り壁、畳、和紙などの自然素材は、湿度が高くなる時期には、空気中の水分を吸収し、乾燥する季節には、蓄えた水分を空気中に放出する働きをします。その為、自然素材が、温熱環境をより良くし、夏はサラッとした空気、冬はしっとしりした空気を作り出します。

 

空気の循環とパッシブデザイン

 

理想的な温熱環境には、循環する空気も欠かせません。暖房をしている時、顔にばかり暖かい空気が当たる、冷房をしている時、風が当たった部分だけ冷えるというような経験はありませんか?このような冷暖房は、快適ではありません。風が当たった部分だけ冷えるというような状況は、健康にも悪い影響があります。

 

しかし、日本の気候を考えると、1年を通して、冷暖房なしで過ごすことはできません。高断熱・高気密+パッシブデザインの家であっても、1年のうち数か月は冷暖房が必要です。そこで、考えたいことが、空気を循環させる冷暖房の方法です。一般的なエアコン+サーキュレーターやシーリングファンで空気をかき混ぜるという方法もありますが、涼しい空気、暖かい空気を循環させる冷暖房の方法もあります。パッシブデザインの住宅を建築する予定であれば、空気を循環させる冷暖房ができるパッシブエアコンがおすすめです。

 

パッシブデザインの家とは、高い断熱性を備えるだけではなく、自然のエネルギーを活用した設計の工夫で、暮らしやすい家を創り出す手法です。この中には、室温を調える要素も含まれています。家の中の温度を調える家です。具体的には、深い軒で日射を遮蔽し室温の上昇を抑える、冬は陽射しを家の奥まで届け暖かくする、高低差のある窓で家中の風通しを良くすることが挙げられます。

 

家づくり計画では、家の中の環境を調える項目も重要な課題です。冬暖かく夏涼しい家を実現して、どの季節にも、快適な毎日を送りましょう。

 

浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店

 

田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。

 

自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。

 

 

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