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新築住宅の窓計画

新築住宅の窓

 

 

窓は、私たちの生活に非常に馴染んでいる為、あって当たり前の存在です。

 

明るい陽射しも、気持ち良い風も窓から入ってくるのですが、あえてその存在を意識することは少ないのではないでしょうか?

 

しかし、新築住宅の間取りを決める際には、あって当たり前の窓が暮らしに与える影響を考え、窓の開閉方法、サイズ、配置を決めていく必要があります。

 

窓が暮らしに与える影響

 

リビングの掃き出し窓

瓦屋根が美しい二世帯住宅  磐田市S様邸

 

建築費を抑えて、断熱性を高める為に窓を少なく、小さくすることもあります。

 

しかし、自然の恵みである陽射しや風を活かす、という観点から考えると、窓は大切です。具体的に窓は暮らしにどんな影響を与えるのでしょうか?

 

明るさ

 

陽射しが家の中に入ってくる時間帯は、窓の方角によって変わります。

 

午前中は、東側の窓から、午後からは西側の窓から陽射しが入ってきます。

 

南側の窓からは午前中から午後まで日が当たり続け、北側の窓からは直射日光が入ってきません。

 

家の中には、晴れた日の昼間は、照明がなくても日常的な作業ができる明るさが必要です。

 

南側に掃き出し窓がある部屋は、日中は陽射しが入り続けるので、ウッドデッキやテラスに繋がるリビングにする間取りに人気があります。

 

しかし、南側が交通量の多い道路に面している、隣家のトイレの窓がすぐそばにあるというような環境であった場合、明るさを優先させるべきでしょうか?

 

もしも、北側が、川や公園など、景観の良さに恵まれていた場合には、北向きリビングするという選択肢もあります。

 

このような場合、北向きの掃き出し窓だけではなく、吹き抜けや、トップライトを設けるという方法で、十分な陽射しを採り入れることができます。

 

東側の窓からは、朝日が差し込みます。朝日を浴びることは、理想的な睡眠のサイクルに役立つと言われていますので、東側の窓がある部屋は寝室に向いています。

 

朝日を浴びて、14~15時間後に、メラトニンというホルモンが分泌され始め、眠気を感じるからです。

 

しかし、夜間に仕事をする人の場合には、朝日によって、朝の睡眠を妨害されてしまうということも考えられます。

 

その為、家族の暮らし方に合わせて、寝室の位置も考えなくてはなりません。

 

北側の窓からの光は、直射日光ではないので柔らかく、集中力を妨げない明るさです。

 

子供部屋は2階の南向きの明るい部屋という間取りが多いのですが、北向きの部屋にするという考え方もあります。

 

平日の昼間は、子供は学校に行っています。そして帰宅後は、ほとんどリビングで過ごします。せっかくの日当たりの良い部屋は多くの時間、無人状態です。

 

週末の日中、北向きの窓がある子供部屋は、集中力を妨げるような眩しさのない勉強がしやすい状態です。

 

新築時は一部屋で、子供の成長に合わせて二部屋に分割する予定の子供部屋は、分割した際に、どちらかの部屋が窓なしの部屋になってしまわないよう、分割後にも必要な窓という観点から、窓を設けておく必要があります。

 

加えて、窓の形によっても、光の入り方が変わります。

 

同じ面積の窓であっても、横長の窓より、縦長の窓の方が、たくさんの光を採り入れられます。

 

さらに、その光が壁に反射するので、部屋が明るくなります。壁の色を明るくするほど、反射しやすくなるので、より明るくできます。

 

風通し

 

風を取り入れるためには、対面の窓が必要です。4面のうち、1面だけに窓がついていても、風の通り道ができないからです。

 

同じ対面の窓でも、窓の位置に高低差があると、より風が通りやすくなります。

 

例えば、北側の窓をハイサイドライトにすると、南側の窓からの風が抜けてく時に、室内の熱を排出します。

 

その為、夏でも、エアコンなしで涼しく過ごしやすい環境が創られます。

 

間取りの都合上、対面の窓が作れない場合には、縦すべり出し窓を組み合わせることで、風を取り入れらます。

 

縦すべり出し窓は、ウィンドキャッチャーとも呼ばれる窓です。外に張り出した窓ガラスに通り過ぎる風が当たり、室内に入ってきます。

 

この縦すべり出し窓が2つ以上並んでいると、一つの窓から入った風が、室内を循環して、もう一つの窓に抜けていきます。

 

暖かさ

 

窓の機能性の高さによって、家全体の断熱性が変わります。

 

断熱性は、家に出入りする熱の量を抑えることによって高まります。

 

そして家に出入りする熱の量のうち、暖房の熱の半分以上、夏の太陽熱の70%以上窓を通ります。

 

つまり、窓の断熱性能が、家全体の断熱性能に大きな影響を与えるということです。

 

どんなに断熱性の高い壁や床であっても、窓からの熱の出入りが抑えられなければ、せっかくの性能を十分に活かしきれません。

 

近年の新築住宅では、断熱機能のない窓は使われません。

 

しかし、断熱性の高さには幅があります。

 

最も断熱性の高い窓は、樹脂フレームとトリプルガラス、次に、樹脂フレームと複層ガラスが組み合わされた窓です。

 

室内側が樹脂、室外側がアルミの複合フレーム+複層ガラスは、予算を抑えられますが、樹脂フレームの窓より断熱性は低下します。

 

北海道など極寒地域では、樹脂フレームとトリプルガラスが必要ですが、比較的温暖な静岡県においては、樹脂フレームと複層ガラスや、複合フレーム+複層ガラスが使われています。

 

窓からの景観や音

 

木々の緑、空、鳥のさえずりなど、窓からの景観と音は、生活に彩と癒しを与えてくれます。

 

一方、通りや隣家からの視線、近隣からの生活音や道路からの騒音などは、日常的な煩わしさを生みます。

 

きれいな景色や、心地よい音だけを採りこみ、外部からの視線や、生活音に惑わされない暮らしを創り出すためには、敷地周辺の環境に配慮した窓計画が求められます。

 

庭や、敷地に面した土地から景観を切り取り、窓という額縁で楽しめるならば、それがベストですが、住宅の密集地ではそれが望めない場合もあります。

 

そのような場合には、外構の工夫と同時に、ハイサイドライト、ローサイドライト、トップライトなど窓の位置を工夫する、縦長の窓、横長の窓など、窓の形状を工夫するなど、窓の造り方への配慮が必要です。

 

防犯

 

プライバシーが確保できる窓は、侵入強盗の標的にもなりやすい窓でもあります。外部からの視線がない為、犯罪が発覚しにくいからです。

 

外部からの視線が届かない窓には、面格子を取り付ける、二重窓やスリット窓、FIX窓にするなどの工夫が必要です。

 

窓と家の関係

 

窓と外観デザインの関係

家族のかたちにつくる家 uracand ウラクアンド大壁 浜松市中区S様邸

 

窓は、間取りと、内装や外観のデザインにも影響を与えます。

 

窓と間取り

 

窓の計画には、外部との関係だけではなく、室内との調和も考えなくてはなりません。

 

引っ越しの日に発覚する失敗例としては、家具のサイズを正確に計っておかなかった為、家具が窓にかぶってしまうというケースが挙げられます。

 

テレビや照明などの配置と窓の関係性も、昼間はテレビが見にくくなる、夜間は照明の窓への映り込みが気になるというような状況を生み出すことがあります。

 

間取りプランは、家具や家電選びと並行して進めることが理想的です。その際に、窓の位置と家具の配置についても、ずれのないように正確にサイズを計っておくことが大切です。

 

窓と内装や外観

 

窓の形と開閉方法、サイズ、サッシの色は、外観デザインにも内装にも影響します。外観に対しては、外壁面積とのバランスの良さ、内装に対しては、壁や床とサッシの色の調和などが求められます。

 

■ ■ ■

 

窓は室内の環境、内装、外観すべてに影響を与えます。間取りを作成する際には、家族の暮らし方にあった動線、快適な環境を造る住宅性能などと合わせて、窓についても、十分に計画することが大切です。

 

浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店

 

田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
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