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平屋の二世帯で完全分離にする間取りなら中庭?コの字?

平屋の二世帯で完全分離にする間取りなら中庭?コの字?

 

完全分離の二世帯住宅を建てる場合、2階建て住宅なら上下や縦に分けられますが、平屋の場合には、中庭を設ける、コの字型にする、中央に廊下を設けるなどの間取りが考えられます。

 

2階建ての二世帯住宅と比較すると広い敷地が必要ですが、それぞれのプライバシーをより維持しやすくできる可能性があります。

 

 

平屋が2階建ての二世帯住宅に比べて有利な点

浜松市浜北区U様邸 暮らしの中にあるガレージがある家

 

2階建ての二世帯住宅には分離の方法と、玄関の設け方に難しさがあります。

 

分離の仕方

 

完全分離にする二階建ての二世帯住宅には、上下に分離する方法と左右に分離する方法があります。そして、完全分離の2階建ての二世帯住宅には、住宅の分離の仕方が難しいという問題があります。

 

親世帯の居住スペースをバリアフリーにできるようにすることを考えると、上下に分離する間取りが良いのですが、資産価値という面から考えると、左右に分離する方が有利です。ただ、親世帯が高齢になった時のことを考え、親世帯を1階、子世帯を2階にという間取りにすると、2階の生活音、特に子どもが幼いうちは足音が響きます。

 

一方、2階の排水音や子どもの足音がストレスを生むことを避けたい、将来売却することになった際には有利な条件で取引を進めたいなどの希望がある場合には、縦割りに分離する間取りが候補に挙がります。ただし、縦割りに分離すると、親世帯が高齢になった時に、二階が使えなくなる恐れが出てきます。

 

玄関の設け方

融合型ライフスタイルの二世帯住宅 磐田市I様邸

 

上下に分離する完全分離の二世帯住宅では、2階の玄関の為に外階段をつけなくてはならなくなります。屋根付きの階段にしたとしても、雨や雪が降り込むこともあり、天候によっては危険が伴います。特に子どもが幼いうちは、子どもを抱いて外階段の昇り降りをしなくてならず、大変です。

 

一方、外階段を避ける為、1階に2つの玄関を設けると、親世帯の居住スペースが削られてしまいます。また、親世帯の就寝時間よりも、仕事や塾で子世帯の家族の帰宅が遅い日が続くと、玄関の出入りの物音で、親世帯の睡眠を妨害することにもなりかねません。

 

平屋の場合には、どちらの世帯も階段のない暮らしができるので、このような問題がありません。子世帯は子育てや妊娠中にも階段のない暮らしができ、親世帯は高齢になった際には手軽なリフォームでバリアフリー住宅にすることができます。

 

結婚や子育てに備えて家を建てる際、多くの人は無意識のうちに二階建てを思い浮かべるのではないでしょうか?平屋人気は高まってきてはいますが、現実的には二階建てを建てる人がほとんどです。その理由はどこにあるのでしょうか?

 

コラム 平屋と二階建てではどっちが地震に強く、暮らしやすい家になり、価格を抑えられるのでしょうか?

 

施工事例

 

平屋の二世帯で完全分離にする間取りで考えておきたいこと

支えあって楽しく仲良く。平屋の二世帯住宅  磐田市S様邸

(完全同居型の二世帯住宅)

完全分離型の二世帯住宅は、自然なコミュニケーションが全く生まれなくなる間取りにもでき、ストレスにならない程度のお互いの気配が感じられるような間取りにすることもできます。完全分離型の二世帯住宅は、この匙加減が非常に難しい住宅です。

 

少人数で暮らすことに慣れている人が多い現在、完全分離型の二世帯住宅は、三世代が共に暮らす家でのストレスを極力抑えられる住宅です。ただ、その一方、自然な触れ合いの無さが寂しさや、協力して子育てをすることの難しさを生み出す可能性のある住宅でもあるからです。

 

 

家族一人一人の性格や考え方にも、息子夫婦と暮らすのか娘夫婦と暮らすのかとの違いにもよりますが、間取り計画を進める際には、心の分離の距離についても考えておく必要があります。共用することによるストレスを避けたいという思いで完全分離型二世帯住宅にしても、寂しさや子育ての協力がし難いという状況になってしまうなら、それぞれの世帯が別の場所に家を建てた方が良かった…という結果になってしまうかもしれません。

 

解決の糸口として、居住部分は完全分離させても、お互いの世帯が触れ合える場を設けておくことという考え方もあります。とにかく完全に分離したいという考え方もあれば、分離はするがわざわざお互いの家を訪ねなくても、お互いの気配を感じ合えるようにしたいという考え方もあるでしょう。その部分は、間取り計画の軸になる部分なので、十分にそれぞれの世帯の考えをまとめておく必要があります。

 

中庭を緩衝地帯にする

 

平屋の二世帯で完全分離にする間取りの中には庭を設けて平行に2棟を並べる、またはコの字型やL字型にする間取りがあります。どちらの方法であっても、中庭を緩衝地帯として共用スペースとして活用できます。

 

中庭を共有するメリットは、居住部分はしっかりと分離しながらも、中庭でお互いの気配を感じられることです。ただし、中庭の管理の仕方、使い方によってはトラブルの元になってしまいます。

 

平行に並べた2棟、又はL字型の庭

 

この場合の庭は、暮らし始めてからずっと管理が必要です。草花や樹木の手入れ、雑草取り、落ち葉の掃除など1年を通して人手が必要です。この庭の手入れをどちらの世帯がするのか、分担を明確にしておかないと、トラブルの元になってしまう恐れがあります。


また、テラスや庭に洗濯物を干す場合、相手世帯のリビングの窓から常に洗濯物が見えている状態になると、それがストレスになることもあります。2棟の間に庭はそのようなトラブルが起きないように十分に検討した上で、造園計画や洗濯物を干す場所を決めていくことが大切です。

 

コの字型の中庭

 

コの字型の平屋や、庭の環境によってはL字型の平屋の中庭は暮らし始めてからは手を入れられません。中庭全体にウッドデッキを設ける、床材を敷くなど雑草が生えないようにする、植樹はその際に一緒にしておく、雨水が溜まらないように対策をしておくことが必要です。その為、暮らし始めてからのお手入れの分担でトラブルが起きる心配はそれほどありません。

 

ウッドデッキを全体に設ける方法は、一家族だけで暮らす平屋には動線を分断しないという良さがあるのですが、二世帯住宅の場合には、分離したはずなのに…という結果になってしまうこともあります。分離はするがお互いの気配が感じ取れる距離感にしたいという場合には向いているのではないでしょうか?

 

一方、タイルを敷き詰めるなどの方法は、一度外履きに履き替えないと移動できません。この一家族で暮らす場合には家事動線が分断されるというデメリットが、距離を造りたい二世帯住宅には役立ちます。その上で中庭に親世帯が孫と遊べるスペースを設けると良いのではないでしょうか?

 

理想の二世帯住宅にする為の考え方

瓦屋根が美しい二世帯住宅 磐田市 S様邸

 

二世帯住宅には完全分離型の他に、完全共有型と部分共有型があります。平屋はどのタイプにもできます。ただ二階建て住宅に比べると、共用部分が減るにしたがって、必要な敷地面積が増える率が大きいです。

 

特に完全分離型は2軒の家を建てるのと同じだけの敷地の広さが必要です。住宅設備機器や建具の数もすべて2倍になるので建築費も嵩みます。また、子育てに関わる補助金が受けられない場合もあります。

 

ただ、完全共有型と部分共有型で発生する恐れのある世帯間のトラブルは避けられる可能性が大きいです。また、資産価値という面から考えると、売却が有利に進められる、1棟を賃貸にできるなどのメリットがあります。

 

家族の在り方に対する考え方は、ご家族によって異なります。家族構成、家族の暮らし方、家族一人一人の性格や価値観もご家族によって異なります。家づくりにかけられる予算内で、それぞれの家族の事情に合わせて、最適な二世帯住宅のタイプを選ぶことが大切です。

 

完全分離型の二世帯住宅の平屋には、妊娠中にも子育て中にも、高齢になった時にも、階段事故の心配がない暮らしができる良さがあります。十分な敷地面積が得られれば、いつまでも暮らしやすさが続く二世帯住宅が生まれます。二世帯間で十分に話し合い、お互いの世帯が納得できる計画を立てることが大切です。

 

二世帯住宅には三世代が同居することで生まれるたくさんのメリットがあります。その一方、良い人間関係を築けず失敗に終わってしまうケースもないとは言えません。

三世代同居の良い面が最大限活かされ、暮らし方や人間関係に問題が起きない二世帯住宅には、どのような要素が求められるのでしょうか?二世帯住宅のタイプごとに考えてみましょう。

コラム 二世帯住宅で同居のメリットを活かす家づくりは共有タイプ?分離タイプ?

 

平屋の家づくりで最も大切なポイントは土地選びです。どれくらいの広さが必要なのかは土地の形状、周辺の環境、建ぺい率など土地の持つ条件によって変わってきます。100坪の土地で建ぺい率が60パーセントなら60坪の平屋が建てられます。60坪の土地で建ぺい率が50パーセントなら30坪の平屋が建ちます。そして平屋には広さ以外の条件も必要です。

コラム 平屋の土地にはどれくらいの広さが必要?条件は?

 

施工事例

 

浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店

 

田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。

 

自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。

 

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