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濡縁とは?広縁・ウッドデッキ・土間との特徴の違いは?

四季の変化を楽しめる濡れ縁

 

 

リビングと庭を繋ぐスペースとして、多くの人が思い浮かべるのはウッドデッキではないでしょうか?それ以外の部屋の中と庭を繋ぐスペースには、広縁、ウッドデッキ、土間が挙げられます。

 

新築時には、庭をより楽しめる家にしたいという想いから、ウッドデッキを設ける計画を立てる方が多いのですが、濡れ縁や広縁、土間にもそれぞれの良さがあり、使い勝手も変わります。部屋の中と庭を繋ぐスペースをどのように使いたいのかをイメージしながら、繋ぎ方を考えていきましょう。

 

 

 

濡れ縁とウッドデッキの違い

 

無垢材の濡れ縁濡れ縁のある家
  軒下を有効活用して家の外でも快適に 磐田市M様邸   

 

どちらも家の外側にあるという面は共通していますが、いくつかの違いがあります。

 

濡れ縁の特徴

 

濡れ縁は、家の外にあるスペースではありますが、軒下にあります。軒に守られているので、小雨程度なら、濡れずにすむスペースです。ただ、軒の出によって、濡れ縁の奥行が決まってくるため、それほど奥行きの深い濡れ縁はありません。

 

濡れ縁のサイズ

 

深い軒は日射遮蔽に役立ち、雨風から外壁や窓を守りますが、一般的には90cm程度です。地域の気候や周辺の環境に合わせて、どんなに深くしたとしても1m20cm程度が限界です。その為、奥行きは60~90cm、腰掛けると、大人の足が、下に置いた沓脱石にちょうど届くくらいの高さの濡れ縁が多いです。

 

濡れ縁の楽しみ方

 

冬の日中は、陽射しを浴びながら濡れ縁に腰掛けて、みかんを食べたり、猫にブラシをかけたりできます。夏の夜には、縁側に腰掛けて、花火を見る、秋の夕方には虫の音を聞くなど、四季の移り変わりを楽しめる場所であり、フラッと立ち寄ってくれた近所の人とおしゃべりをするコミュニケーションの場でもあります。

 

濡れ縁の素材

 

濡れ縁の素材には、無垢材、木製樹脂、アルミがありますが、最も風合いが良い素材は無垢材です。ただ、軒下と言っても、吹き降りの際には濡れてしまうので、ヒバ、ヒノキ、ツガなどの水に強い樹種を選ぶことが大切です。

 

施工事例

 

       

        軒のない家も増えてきていますが、軒は室内環境を向上させ、

       外観デザインに風格を与えるとともに、雨風から住宅を守ってくれます。

 

        コラム 軒のある家の暮らしやすさ

 

ウッドデッキの特徴

無垢材のウッドデッキ

家族のかたちにつくる家 uracand ウラクアンド大壁 浜松市中区S様邸

 

ウッドデッキと濡れ縁の違いは、サイズの自由度です。用途に合わせて、好みのサイズにできるので、セカンドリビングとして活用できます。例えば、屋外用テーブルセットを置けるだけの広さにしたり、コの字型やロの字型の住宅の中庭をウッドデッキで覆ったりするなど、様々な活用方法があります。箱形の住宅であれば、パーゴラと組み合わせれば、日除け対策のできるウッドデッキが誕生します。

 

ウッドデッキの活用方法

 

家族でバーベキューをする、気候の良い季節には読書をするなどの楽しみ方がある一方、車椅子の家族の気分転換を図れるスペースとしても活用できます。掃き出し窓との段差をなくしバリアフリーにすれば、車椅子のまま、ウッドデッキに出てこられるからです。

 

ウッドデッキでは、風に吹かれたり、陽射しを浴びたりする楽しみもありますが、車椅子に座ったまま、お手入れができる高さのプランターを設けると、ガーデニングも楽しめます。車椅子の家族にとって、少しでも行動範囲が広がることが、生活の質を上げることに繋がります。そういう面からも、ウッドデッキや活用しやすい部屋と庭を繋ぐスペースです。

 

ウッドデッキの素材

 

ウッドデッキの素材にも、無垢材、木製樹脂、アルミがあります。ただ、腰かけることの多い濡れ縁と違い、裸足で歩く確率が高いウッドデッキには、無垢材が最も向いています。無垢材は、熱の伝わりが緩やかなので、夏の直射日光を受けても、火傷するほど表面温度が上がりません。同時に温かさを蓄える性質もあるので、冬でもヒヤッとしません。

木製樹脂には、耐久性が高く、腐る心配がないという良さがありますが、外気の温度変化に影響されるという問題点もあります。また、多彩なカラーが用意されてはいますが、無垢材の風合いの良さは求められません。

 

「でも、濡れ縁なら無垢材で造って腐ってしまったとしても、大きなサイズではないから修復できそうだけれど、ウッドデッキを無垢材で造るのは不安…」という方も多いと思います。しかし、樹種を選ぶ、シロアリ対策を施す、1年~2年位の間隔で定期的に再塗装をするというポイントを守れば、何十年経っても良い状態が維持できます。

地域の気候、ウッドデッキへの日当たり具合などにより、再塗装の間隔は変わります。塗装が剥げてきたら、通気性と撥水効果を備えている木材保護塗料で再塗装します。無垢材は、木製樹脂と違い、呼吸し続けている木材なので、塗膜を作るタイプの塗料は向いていません。

 

濡縁と広縁と土間の違い

通り土間のある家

通り土間のある楽しい暮らし 湖西市O様邸

 

どちらも縁側であることは共通ですが、家の外にあって部屋と庭を繋ぐスペースが濡れ縁、家の内にあって部屋と庭を繋ぐスペースが広縁です。古くから、日本家屋には、和室と庭を繋ぐスペースとして広縁が設けられてきました。旅館の窓際に設けられている応接セットのある板の間のスペースも、広縁の一種です。そして、家の内にある為に、濡れ縁とは違った役割を担っています。

 

広縁の役割

 

広縁には、玄関から和室まで、お客様をご案内する廊下のような役割があります。庭を眺めながら和室に通っていただけるので、住宅の風格が向上します。また、和室と庭の間に広縁という空間があることで、部屋が広く感じられ、庭の景観の見え方に遠近感が生まれます。そして、障子や掃き出し窓の開閉を調節することで、景観の見え方を変化させられます。

加えて、広縁には外部から室内への温度の伝わりを緩やかにする働きもあります。冬の日中は、サンルームのような暖かさがあり、日が落ちてからは、外部からの冷気を緩衝します。一方、夏は軒の出と共に、室内への日射を遮蔽します。

 

土間の役割

 

土間は、広縁と同じように、家の内にある部屋と庭を繋ぐスペースです。濡れ縁、広縁、ウッドデッキとの違いは、靴のまま立ち入れる、部屋より一段低い位置にあることです。濡れ縁、広縁、ウッドデッキは、主に無垢材で造られますが、土間はコンクリートや豆砂利洗い出し、タイルなどで造られます。

 

家の内にあるスペースではあり、玄関とリビングを繋ぐなど、広縁と同じように廊下としての働きもしますが、靴のまま立ち入れるので、広縁とは違った使い方ができます。庭で遊んできた子どもの泥汚れを落としたり、散歩の後の犬のお手入れをしたりするほか、薪ストーブを設置するスペースとしても活用できます。

 

施工事例

 

  軒も縁側も土間も日本の住宅には昔から備えられていたスペースです。    

  それぞれの場所には、意味があり、日本の家づくりの知恵が結集されています。

  現代の家づくりにも是非お役立てください。

 

  コラム 日本家屋の良さに学ぶ自然素材の家

 

濡れ縁や広縁、土間を現代の住宅に採り入れる方法

濡れ縁のある二世帯住宅

融合型ライフスタイルの二世帯住宅 磐田市I様邸

 

広縁も土間も、和風の住宅にだけ設けるスペースという訳ではありません。洋風の住宅にも広縁は採り入れられます。リビングと濡れ縁やウッドデッキの間に、広縁や土間を設けると、リビングがより広く使える上に、冬は室内への冷気が、夏は日射熱が緩衝されます。

 

子どもやペットがいるから、庭から土足のまま入れる方が便利そう…という場合には、土間が向いています。リビングからウッドデッキまで同じ高さで繋げたいという場合には、広縁が向いています。

 

日当たりが良いリビングは、夏は日射熱で室温が上昇しますが、深い軒と土間があると、涼しく過ごせます。日当たりの悪いリビングに土間を設けると、冬は室温が上昇しにくくなる、結露が発生するといったことがあるので、リビングの向きにも配慮することが大切です。

 

施工事例

 

  土間には様々な使い方があります。

  ダイニングキッチンと繋ぐ、玄関のシューズクロークのするなど、目的に合わせて、活用しましょう。

 

  コラム 土間の使い方は自由自在 家族の暮らしに合わせて計画された土間の施工事例

 

 

 

浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店

 

田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。

 

自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。

 

 

 

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