家づくりで最も大切なことは、これから建てようとする建物の基本構造を知ることです。建物の構造は、付帯設備機器や仕上げ材と違って簡単に取り替えることが出来ません。それに、構造次第で建物の寿命が倍以上違ってくることはあまり認識されていないのが現状です。家づくりを計画するには最低チェックしておかなければならないポイントを掴んでおくことが後悔しない家づくりなのです。
建物の構造は、建物そのものの重さ(自重)と、家の中で生活する家族の体重や家具などの重さ(積載荷重)をしっかり支えられる構造でなければなりません。また、最近被害が大きくなっている台風や大地震に見るように、風圧力や地震力に対しても強い構造でなくてはなりません。
住宅は、屋根構造である小屋組み、壁、柱、梁(はり)、土台(どだい)等で構成された「上部構造」と、上部構造をシッカリ支える「基礎構造」から出来ています。特に基礎構造は住宅の足にあたる部分です。
住宅全体の重さを支えると共に、地震や台風などの外から加わる力に抵抗し、住宅全体をガッチリ地面に固定する重要な役割を果たしているのです。たとえ上部構造がガッチリ出来ていても基礎構造が弱くてはそれこそ足元から崩壊してしまいます。
「上部構造」で重要なのは柱と壁です。二階の柱と壁は屋根からの重みを、一階の柱と壁は二階以上の重みを支え、また上部から伝わってくる力を基礎を経緯して地盤に流す役割が求められるのです。そこで柱の太さや位置が、筋違(すじかい)や構造金物がどのように役割分担を果たしているかということが大変重要になってくるのです。
■地盤調査のポイント
宅地を購入する前に、周辺を歩いたり地図をみることで、その宅地を構成する周辺地形を確認することです。これは建替えを計画する場合でも同じで、この宅地が以前どのような履歴をもっていたかをこの地域に詳しい地元の方に聞いてみると良いでしょう。
従前地が田んぼや谷地、沼や池を埋め立てたところであったりすると、地盤改良や杭工事が必要になります。現在または以前に「谷」「窪」「沢」などの地名はそうした地歴をもっている場所であることが多いので注意しましょう。 |